Final Fantasy 9

Blackにとっての初FFがこの9なのだが、実はプレイ記録を書いてはいなかった。
この機会にひとつ書いてみようか。
2012年の冬以来、4年半ぶりのプレイ。カウントが正しければ、これが8周目だ。

Vita版アーカイブスを使用。やり込みの予定は特に無い。









START 2017.07.22 19:45


Jul.22

嵐の海を越える船、乗っているのは1組の母娘。
こんな大荒れの中をどこへ・・・?

・・・という夢から始まるFF9。
アレクサンドリア王国の王女ガーネットは、この1/15に16歳の誕生日を迎える。
窓の外に広がるは、広大なアレクサンドリア城下町。
そこに接近する飛空艇――。



城下町で行われる記念式典に向けて、劇団タンタラスが飛空艇で城を訪れる。
物語の主人公、ジタンはその劇団の一員だ。
このFF9はまだCVがつき始める前の作品で、それゆえメインキャラの名前も自由に変更できる。
なお2017年7月の時点で、CVが確定しているのは
ジタン、ビビ、スタイナー、エーコ、クジャの5人だ。

飛空艇――劇場艇プリマビスタの一室、仲間が集まる。
っと、そこにいきなり謎の仮面男が襲ってくる!

何の前触れもなく最初のバトルだが、FF入門者に配慮してか負けてもかまわない一戦だ。
こちらのメンバーはジタンの他、シナ、マーカス、ブランク。もちろん全員タンタラスのメンバーである。
全員盗むが使えるので、仕留める前に盗んでおこう。
確率は低めだが、メイジマッシャーを盗んでおくと後が楽。
また、シナは防御力が非常に低い(防具を装備してないらしい)。後列に下げないと一撃で倒されかねない。
攻撃は他の3人だけでも大丈夫だろう。

謎の仮面男の正体は、タンタラスの頭領バクー。
これからのことを考えると、ウォーミングアップといったところだろう。

タンタラスは表向きは劇団だが、その裏では盗賊団でもある。
今回のターゲットは、王女ガーネットその人だ。上演中に裏で仕掛ける。
劇の主役はマーカスだが、誘拐劇の方の主役はジタンとブランクだ。

また、タンタラスは孤児院のような一面も持つ。
ジタンも親のことは知らないらしく、気づいたらこの面々と生活していたという。
ひとり立ちした団員は卒業していくため、メンバーは常時入れ替わっている。


さて、アレクサンドリア城下町。
昔のドイツのような、茶色屋根の建物がたくさん並ぶ。
ここで操作キャラは、黒魔導士の子供ビビに切り替わる。
今作では聞けないものの、実はピカチュウと同じ声。ノックアウトされた人は数知れない。

タンタラスの劇を見るため、ビビはトレノからやってきた。
しかしチケットは偽物。がっくりだ。
街を歩いているうちに出会った、ネズミの子供パックと2人で城壁を越える。

ここに限らず、街中には各所にアイテムが落ちている。
特に今作ではさりげなく落ちていることが多いので、街中の探索も気が抜けない。
また、今回は世界各地にいるモーグリと話すことでセーブが行える。
城下町の塔が最初のセーブポイントだ。
ここでモーグリのスティルツキンも登場。黄色い服を着た、旅好きのモーグリだ。
以降何度も会うので覚えておこう。


夕方、劇が始まる。題目は「君の小鳥になりたい」。
アレクサンドリアの街並み同様、昔の文学を思わせる作品だ。
こっちで言うところの、ロミオとジュリエットだろうか?



ここは実際にバトルに。BGMは「この刃に懸けて」、ここでしか聞けない名曲だ。
劇が始まってからメッセージ速度が自動になるため、曲調が切り替わるところでちょうどバトルに入る仕掛け。
舞台上でのバトルは特別ルールとして、まず盗むが使用禁止。
代わりに、ファイ、メオ、ーリーという3種類の魔法を使用できる。
だがこれは演出用の魔法で、使ってもダメージは0。実用性は無い。

劇の演出はまだある。この後、ジタンとブランクによるチャンバラに入る。
表示されるボタンを正確に押していく、ミニゲーム形式だ。
結果次第でギルとアイテムがもらえるので、なるべくいい結果を出したい。
しかし90点より上が出ないな・・・。


そろそろ仕事の時間・・・と思ったら、なんとガーネットの方からジタン達の前に現れた。
旅装束の上から白いフード、お忍びか?
逃げていくのを追いかけたら塔の上、でまたムービー。
初めて見た時、ガーネットはフードの上からでもわかるほどスタイルいいと思ったものd(ry

しかも驚いたことに、ガーネットはむしろ誘拐される気らしい。
それはつまり城を出たいということだ。わけありの様子。ジタンとしては放ってはおけない。
ジタン:それでは、わたくしめがあなた様を誘拐させていただきます
そのまま一緒に追手から逃げるのだが、このプリンセス意外に身軽である。

順番は前後するが、王国騎士のスタイナーに操作が切り替わる。
いつの間にかいなくなったガーネットを捜す。
スタイナー率いるプルート隊は、アレクサンドリアにおいては珍しい男兵だけの一団。
けどどうも頼りないような・・・。
くまなく探せばここで全員と会うことができる。
部下の名前はバイロイトやワイマールなど、ドイツの都市名に由来している。地図を見て探してみると面白いかもしれない。

余談。実は調理場にクイナがいるのを確認できる。
リンドブルム近くにある故郷からここまで来て、コック長として腕を振るっているのだ。
もっとも、この数日後に帰るらしいが・・・。



話を戻す。ジタン達とスタイナー、この両者が出くわしたら戦うしかないわけで。
ジタン、シナ、ブランクの3人で、スタイナーと一戦交える。
ある程度削ると、スタイナーはいきなり月光斬りという技を放つ・・・のだが
ここでブランクの仕掛けが発動、辺りはブリ虫だらけに。
スタイナー:し、しまった!思い付きで、知らない技を試すものではないのだ!

ブリ虫でパニックに。これが苦手な人はとても多いらしい。
名前からして、飛び跳ねるゴキブリだろうか。
実際に10匹くらい出て来たら、彼らのようにパニック起こす人も少なくなさそうだな・・・。

芝居を続けつつ、脱出の機会をうかがうタンタラスだが
無銭入場がバレて逃げるビビが乱入し、ガーネットがいることがバレる。
ヒステリックを起こしたブラネ女王が砲撃を命令。砲弾は・・・ボムかい!


当然のように爆発し、大破しながら城下町を脱出したプリマビスタは崖の下に不時着する。
入ったら誰も出られないといわれる、魔の森だ。
ここでATE(アクティブタイムイベント)が発生。一言で言えば「一方その頃」ってやつだ。
一部強制ものもあるが、ほとんどは任意で見ることができる。ここでは「任意だが実質強制」。
はぐれていたビビ&ガーネットの前に、森の番人が現れ・・・。

ジタンが来た時には時すでに遅し。ガーネットはプリゾンケージという魔物に捕えられていた。
捕まえた人間から体力を吸収する特徴を持つ。
ガーネットのHPだと、3回吸収されたらHPが尽きる。この場合、自パーティが生き残っていても敗北となる。

居合わせたスタイナーとともに、この魔物に挑む。
このバトルで、初めてトランスが発生。一時的に攻撃力が上がり、キャラによって特殊なコマンドが使える。
ジタンなら強力な攻撃技が解禁される。
だが、ここで全体攻撃のタイダルフレイムを使わないように。

プリゾンケージはガーネットを連れ去り、さらにビビまで捕まえるではないか。
もう1戦だ。もちろんビビのHPがなくなる前に助けられなければ負けになる。
ジタンのトランスは時間切れしているが、今回はビビがファイアで攻撃を行ってくれる。
こちらも攻撃を集中し、危なくなったらポーションを使おう。
なお、今作では敵に回復アイテムを使うこともできる。


1度引き返す。タンタラスにも負傷者は多く、バクーはしばらく動かない方針。
だが、ジタンとしてはガーネットを助けに行きたい。
この場でタンタラスを出ることに決める。
卒業試験に、バクーとの一騎打ち。ポーションいくつか持ってないときついか。

それでは、ガーネット救出作戦といこう。スタイナーとビビを連れていく。
行く前にシナから買い物ができる。DISC1の前半は、ポーション15個くらいを目安に常備しよう。

この辺で通常エンカウントが発生し出すので、今のメンバーについてバトル面から書いてみる。
ジタンはFFの主人公には珍しい盗賊。ナンバリングに限るなら、他にはヴァンくらいだろう。
どの能力値も高く、素早さと気力はトップクラスになる。
ただ盗みとの兼ね合いを考えると、できれば他にアタッカーを用意したい。
短剣と盗賊刀の2系統の武器を装備でき、モーションが異なるのも特徴だ。

続いてビビ、見た目通りの黒魔導士だ。すでにファイアとサンダーを使用できる。
魔力はもとから高く、「ためる」でさらに上げられる。
力はいらないと思いがちだが、今作では力はMHPにも影響する。後衛でも上げておきたい。
トランス時は連続魔法が解禁される。

対照的に、スタイナーは純粋な前衛。西洋剣で攻撃がメイン。
ビビがいる時限定で魔法剣も使える。武器の攻撃力が加算され、もちろん属性もつく。
見た目に反してMPはスタイナーが支払うため、乱発はしづらい。しかし弱点突けば決定打になる。
トランスしても特にコマンドは解禁されないが、通常攻撃が3倍撃になる。これは強力だ。


魔の森をしばらく進むと、親玉であるプラントブレインが現れる。
ここで初めて「バトル2」を聴ける。ヘビーな名曲だ。

かなり攻撃力が高い上、植物のくせにサンダーまで使ってくる。
というより今作ではその辺の動物や植物系の魔物が平気で魔法を使うため、他のFF以上に属性防御に気を配りたい。
ここではシルクの服を装備するといい。

一定時間が経過するか、ジタンのHPが黄色or赤になるとブランクが登場。
できれば盗みを仕掛けたいが、敵の攻撃が激しくあまり余裕はない。
ブランクが合流したら、ファイア剣とファイアで一気にたたみかけよう。

ガーネットを救出するが、今度は森全体が暴走し始める。
これ以上おかしくなる余地があったのか、この森には?
プラントスパイダの大群が追いかけてくる上に、なんと森が石化し始めるではないか。
全速力で逃げるが、ブランクがジタンをかばって取り残される・・・。

なんとか魔の森を脱出した一行は、タンタラスの本拠地があるリンドブルムまで行くことに。
後で聞いたところだと、ガーネットの目的地もそこらしい。理由はまだ聞けないが。

しかし、辺りは霧だらけ。
この霧は普通じゃなく、吸っていると闘争本能が呼び起こされるらしい。
凶暴な魔物が多数うろついているのもそのためだ。
まずはこの低地を脱出しないと危険か。

ここでやっとワールドマップに出る。

1:29
ジタン:Lv3 ビビ:Lv3 ガーネット:Lv1 スタイナー:Lv3



Jul.23

魔の森出口から、氷の洞窟はすぐ近く。
ここを抜ければ霧の上に出られるようだ。

もちろん、寒さに強い魔物がお出迎え。
洞窟各所に断続的に風が吹いているが、これを横切ろうとするとワイアードが出現する。
他にはスリプルを持つケーヴィンプが要注意。この段階では防ぐ術が無い。
一応パーティアタックで起こせるが、勢い余ってノックアウトしかねないのでやめた方がいい。

ガーネットはついてくるだけでなく、バトルにも加わってくれる。
白魔法を持つので、ヒーラーを担当させよう。
実は召喚魔法を習得しているのだが、消費MPが平気で3桁とか行ってるので今は使えない。
トランス時は「幻獣」が解禁され、一定時間ごとにオートで召喚を行い攻撃する。
いずれにしても、使えるのはまだ先の話だ。

洞窟を進むと、強風で眠くなる・・・。
1人だけ起きたジタンの前に、あやしい黒魔導士が出現。黒のワルツ1号だ。
さらに、敵は氷の巨人シリオンを召喚。
こんな序盤で1対2のボス戦だ。回復は早めに。
トランスで一気に押す手もあるが、シリオンはHPが減るとブリザラや津波でカウンターしてくるので調子に乗ると敗北する。
実際いきなり117ダメージで負けた。ノーセーブ達成者として情けないorz

盗みもしたいので、まず黒のワルツを片づけてからシリオンをじっくり相手しよう。
特にミスリルダガーを必ず盗んでおきたい。盗賊の極意を習得できる。
今作の盗むは「盗み自体の成功判定」と「盗むアイテムの判定」の2段階で成否が決まるが、
このサポートアビリティをつけていれば前者を無視できる。最後までずっと固定でもいいくらい便利なアビリティだ。

今作では、魔法や技も含めたアビリティ全般は装備から習得できる。
特定の装備をつけ、敵から入手できるAPを一定値ためると習得だ。
1度習得すれば、その装備を外しても忘れることはない。

仲間と合流して、少し進めば洞窟の出口。遠くに村が見える。
しかし、ガーネットが外を出歩いてるのが知れたら面倒だ。
ということで、ここで偽名を決めることとなる。
ジタンが落とした短剣をきっかけに、ダガーと名乗ることにする。
(なお、ガーネットの名前を入力できるのはこの時。それまでは変更できない)


たどり着いたのはダリの村。辺境の小さな村だ。
子供が駆け回っている落ち着いた風景だが、大人があまりいないのが気になる。
宿で1泊したら自由行動。雑貨屋で買い物していこう。
ここで所持金の許す限りリストを買っておく。後で使うのだ。

村で情報収集していたら、なぜかビビが連れ去られていた。
これまたなぜか村には地下施設がある。あやしい・・・あやし過ぎる・・・。
実はここは工場になっており、ビビにそっくりな黒魔導士が量産されているではないか。
しかも、どうやらアレクサンドリアと関係がある。どういうことだ?

・・・なんて言っていたら、どこからともなく黒のワルツ2号が出現。
1号と異なり3属性全て使ってくるが、火属性を優先して対策したい。シルクの服を着るのは危険だ。
敵HPが半分を切ると、1度だけ全体化ファイラを使用。平気で3桁行くので回復の準備をしておきたい。
ビビが一撃され、追撃でジタンもKO。スタイナーとダガーの2人だけの状況から、なんとか押し返した。


生産された黒魔導士は、カーゴシップでアレクサンドリアに輸送される。
船を動かすのも黒魔導士だ。ほとんどオートではないか。
だが、彼らはジタンが舵を奪っても無反応。このままリンドブルムまで行こう。
スタイナー:き、き、き、き
ジタン:どうかしたのか?奇声なんか出しちゃって

アレクサンドリアに向かいたいスタイナーとしては黙ってられない。

しかし、いずれにしても楽な空旅とはいかない。黒のワルツ3号の襲来だ。
行き先も含めて舵をダガーに任せ、他の3人で迎え撃つ。
今回は雷属性を優先して対策する。ファイアとブリザドに混じって、サンダーではなくサンダラを使ってくるのだ。
こんな序盤でラ系魔法ってどういうことだ?
さらに通常攻撃すると飛び上がり、全体化サンダラを使うモードに入る。
魔法防御が低下するので、考えようによっては狙い目ではあるが。
いずれにしても、開幕で必ずトランスするビビの黒魔法とスタイナーの魔法剣で攻めるべし。
ジタンは盗みまたは回復に回る。

ここに至ってもまだLv4だ。
今作ではボスから経験値がもらえないので(逆にAPは多めに入る)、
実のところ氷の洞窟を抜けてから全く上がっていない。

勝利してもまだ終わらない。
リンドブルム国境の南ゲートを前に、黒のワルツ3号とチェイス勝負だ。
しかもゲートは閉門しようとしている。この船はゲートを通る予定に無いからか。
ならば全速力で突破する他にない。

なんとか突破に成功、同時に黒のワルツ3号を振り切る。
あとはリンドブルムを目指すのみだ。

2:41
ジタン:Lv4 ビビ:Lv4 ダガー:Lv3 スタイナー:Lv4



Jul.24

ついに一行はリンドブルムに到着する。
霧の大陸の3王国が1つだ。あとの2つはアレクサンドリアと、まだ訪れていないブルメシア。
リンドブルムは城壁の中に街があり、城には大きな飛空艇ポートも。
ビビはもちろん、スタイナーも来るのは初めてらしい。

早速だが謁見だ。リンドブルムの大公、シド・ファブール9世。彼が今作のシドである。
だが・・・。



いきなり右ストレート!
どうやらスタイナーは本当にブリ虫が嫌いなようだ。

しかし、このブリ虫がシド大公である。
どうやら、王妃に変身魔法をかけられたらしい・・・。

詳しい話は明日ということにして、まずは食事をごちそうになる。
・・・のだが、ジタンの口には合わなかったようで。
工場区にある、行きつけらしい大衆食堂を訪れたジタンはネズミ族の竜騎士と出くわす。名はフライヤ。
数年前、しばらく2人旅したことがあるという。


翌朝、1/19。物語開始から4日が過ぎた。
ジタンは劇場街にあるタンタラスのアジトに行くが、寄り道も可能。
今のうちに買い物とアイテム回収をしておきたい。特に工場区には必ず行っておく。

トレジャーハントではギルも入手できるので、先に街を一通り回ってから商業区で買い物するといい。
ここで初めて合成が行える。強力な装備を揃えるには必須だ。
DQ8のように都合のいい錬金レシピはあまり無いが、序盤ならいい金になる組み合わせもある。
「とんがり帽子+リスト→もめんのローブ」のレシピだ。
材料費と合成料金で1390ギルかかるが、完成品は2000ギルで売れる。1個610ギルの利益だ。この序盤なら狙う価値あり。
ただしリストはリンドブルムの武器防具屋で売っていないので、あらかじめダリで買っておく必要がある。
他には、ジタン用の盗賊刀を優先して合成しておきたい。

いくつかATEも発生する。特にスタイナー関連に注目したい。
リンドブルムを見物していると、商業区でピクルス売りの露店に出くわす。
1個食べてみると・・・ノックアウト!
地元民でも一気には食べないらしい。
スタイナー:いや、しかし・・・これはうまい!

城では、飛空艇ドックを訪れる。
この世界で最初に飛空艇を作ったのはリンドブルム。
先代大公は飛空艇の強さを活かし、当時の戦争を終わらせたという。
今はアレクサンドリアにも飛空艇はあるが、質量ともにリンドブルムを上回る国は無い。
ゆえに、近年は戦争も起きなくなったとの話だ。

そんなリンドブルムが今開発を進めているのが、蒸気機関。
現在普及している飛空艇は霧を動力としているため取り扱い注意なのだが、蒸気ならその心配も無し。
開発はシド大公自ら先頭に立って進めているらしい。

乗り物といえば、リンドブルムの市街地ではエアキャブという交通機関が動いている。モノレールのような乗り物だ。
利用できる駅は、商業区、劇場街、工場区、城の4つ。無料なので気軽に乗れる。

物語を進めるなら、劇場街にあるタンタラスのアジトに行った後、城へ向かえばいい。
歌声に引き寄せられるように、城の屋上へ。歌の主はダガーだ。
ここで初出となる、「Melodies of Life」。「いつか帰るところ」と並ぶ、FF9のメインテーマだ。

これをバックに、リンドブルムでの各自の様子が映し出される。
静かに流れる時間。しかし・・・
フライヤ:大気がざわめいておる、何かが始まるというのか・・・?


この日はリンドブルムの祭り、狩猟祭が開かれる。
街中にいる猛獣を狩る、ハンター達の戦いだ。
獲物の大きさに応じてポイントが与えられる。もちろん一番多く稼いだ者が優勝。
また、戦闘不能はその場でリタイアとなる。

ジタンとフライヤの他、ビビも参戦することに。
他には常連のイワンやベルナ、さらにこの後仲間になるクイナも参加している。
優勝賞品は参加者の希望次第。
ジタンなら賞金5000ギル、フライヤはさんごの指輪、ビビなら飛空艇のカードがもらえる。

名曲「ハンターチャンス」をバックに、狩りの時間だ。
このBGMは先頃WOFFでも使用された。

狩猟祭に出るモンスターは基本的に戦利品を持ってないので、盗みは狙わずにすぐ倒す。
できればバタフライソード以上の武器が欲しい。ミスリルダガーで最低限といったところ。ビーストキラーも有効だ。
突き詰めればLv5程度でも一撃KOを連発できる。
それでも1戦で数十秒かかるので、12分の制限時間と相談しつつ狩る対象を選んでいこう。
トリックスパローはポイントが低いので無視してもいい。逆にファングは見かけたら仕留めること。

順調に狩り続けていけば、最終的にはジタンとフライヤの優勝争いになる。
残り4分30秒を切ると、商業区にザグナルが出現!



見ての通り大物で、見事倒せばファング3体分くらいのポイントが入る。
このバトルのみフライヤが加わり2人で戦うが、とどめはジタンに譲ってくれる。
さらに、盗みも有効。終わったら時間切れする前に仕留めよう。

道中に時間食ったせいで、ザグナルを仕留め損ねる。
結果はジタンが181点、フライヤが189点。このハイレベルな優勝争いは、フライヤに軍配が上がる。
もっとも、ここから仲間に加わってくれるのでいずれにせよ賞品はもらえるが。
さんごの指輪は竜剣などのアビリティを習得できる上、雷属性を吸収する。長きにわたって使えそうだ。


城に戻ってくると、突然ブルメシアからの使いが。
なんと黒魔導士の軍団から襲撃されているという。リンドブルムに対する援軍要請だ。
もちろんシド大公の答えはYes。
故郷の危機に、フライヤはすぐ乗り込む意向だ。ジタンとビビも同行する。

黒魔導士の軍団といえば、ダリの地下で生産されていたやつだろう。
本当にアレクサンドリアが関わっているなら、大戦争になるのは必然。
あからさまに危険なこの行程に、ダガーは連れていけない。必然的にスタイナーも残る。

城門を開けるまでの間、食事をごちそうになる。
500年前から伝わる狩猟民族の伝統料理だそうだ。おそらく肉がメインだろう。
かっこなど気にせず、手づかみでいただこう。

しかし、隙を突いてダガーがこの食事にスリプル草を仕込む。
自分にしかできないことをするため、アレクサンドリアに戻る。
反対していたスタイナーも最後には承知し、2人だけで出発だ。

以降しばらく、ジタンPTとダガーPTの2組に分かれて物語が進んでいく。
前者の組は回復役がいないので、多すぎるくらいのポーションを常備しておきたい。
ここで60個ほど用意しておいた。

3:53
ジタン:Lv4 ビビ:Lv4 フライヤ:Lv4



Jul.26

ジタン組は、当初決めた通りブルメシアを目指す。
リンドブルム城を地竜の門から出て、方角は北だ。

この辺のザコはかなり強いので、1戦ごとに気が抜けない。
Lv5程度だと普通に2発KOされる。どういうこった?

寄り道ポイントが2か所ある。まずは東にあるチョコボの森。
周辺にはアイロネートなどの強敵が出るので注意したい。
ここに来れば、チョコボ(名前はチョコ)に乗れるようになる。
フィールドを移動中にエンカウントしなくなるので、これから何度もお世話になるだろう。
呼ぶ時はギサールの野菜を使う。

また、チョコボの森やフィールド上で宝探しができる。
活用すれば間違いなくバトルに役立つが、バランスブレイカーな気もするので今回はカット。

もう1か所は、ク族の沼。食を極める種族、ク族の集落だ。
任意でクイナを仲間に誘うことができる。
今ちょうど枠が空いていることだし、連れていこう。

初期Lvは5。基本的に、今作では新加入キャラのLvは現在のメンバーの平均になる。
手にした大型フォークで接近戦もこなせるが、メインは青魔法。FFおなじみ「敵の技」だ。
習得手段は毎回異なるが、クイナの場合は「モンスターを食べる」ことで覚えられる。
敵HPを残り25%以下まで削ることで、食べることが可能となる。
トランス時は、「食べる」が「調理」に変更。条件が残り敵HP50%以下に緩和される。
ステータスはHPと魔力はそこそこあるが、気力が最下位なのでいろいろ気をつけたい。

もう1人の新入り、フライヤについても。
槍を自在に操る竜騎士だ。今作のメンバーでは唯一の左利きでもある。
手持ちのコマンドは、まず竜騎士の定番・ジャンプ。時間差をおいて1.5倍撃だ。
他には竜技を習得できる。攻撃だけではなく補助もある。
トランス時はジャンプが全体攻撃になり、1度飛んだらトランス終了まで降りてこなくなる。
竜騎士の常として隊列に迷わされるが・・・防御重視で後列に置こう。


さて、本題。ギザマルークの洞窟だ。
リンドブルムからブルメシアに行くには、ここを通るしかない。
洞窟内の扉は全てロックされており、ギザマルークのベルを使う必要がある。それも使い捨てだ。
ブルメシア兵からもらったり、宝箱から入手したりして数を揃える。

ここから、黒魔導士兵が敵として出現する。
ゾーン&ソーンが放り込んできた以上、もはやバックにアレクサンドリアがいるのは確定。
まあ今のメンバーは連中と面識は無いだろうけど。
他にもバーサクで行動を制限してくるスティンギーや、誘惑とフェイスを使うラミアなど難敵がいる。

なぜか暴走した洞窟の主ギザマルークと、戦うことになる。
攻撃力が高い上、ウォータを多用してくる。1発で200ダメージだ。ガラスの腕輪で半減できるので、装備しておきたい。
また、氷の杖が盗める。確率1/16だが、この時点でブリザラを習得できるメリットは大きいので少し無理してでも欲しいところ。

体当たりだけでも半減するべく、理由が無ければ隊列は後衛にしたい。
このバトルでは、クイナは後列に下げて回復に専念させる。
ジタンも盗みを終えるまでは前列に置く必要は無い。

ある程度削ると全体化ウォータを連発し始める。
ガラスの腕輪が無いと壊滅しかねないほど強力だ。
連続攻撃でジタンとフライヤが倒され、トランスしたビビも連続魔法を1度使った後にKO。
残りHP22のクイナのパンプキンヘッドで、なんとか勝利した。




先に進む前に、少しだけダガー組に場面が切り替わる。
リンドブルムを出発したこちらの2人は、国境の南ゲートに到着。
列車に乗って山を越えれば、アレクサンドリアの領地に入る。
旅の途中を感じさせる、静かなBGMを味わいつつ話を進めよう。

といっても、ここはノーバトル。短いイベントのみだ。
入り口の警備はピクルス作戦で対処。すさまじい力技だった。
スタイナー:大好物なのである!これが無くては1日が始まらないのである!
どれだけ本当なんだろう、この台詞?

列車乗り場の手前にショップがあるので、消耗品を補充しておく。
ギザマルークの洞窟でポーションを30個ほど使ったため、ここでまた40個買い足す。
冷静に考えると不思議だが、所持品についてはこうした別行動の時でも共有できる。
RPGにはよくあることってか?


列車に乗ったところで、こちらはイベント終了。
再びジタン組。洞窟を出て、一路ブルメシアへ。自動で回復している。

ネズミ族の国、ブルメシア。ここがDISC1の終着点となる。
すでに黒魔導士軍団の襲撃で街は壊滅、それでも一行は進む。1人でも多くの人を助けるために。
フライヤ:果たして、私にどれだけのことができるのか・・・じゃが、今はそのようなことを考えている時間は無い!!

宝箱がたくさんあるが、ミミックが混ざっているので油断はできない。
アイテムを盗むマジックヴァイス、徐々に石化を持つバジリスクが出現する。

王宮に近づく前、左右2つの建物には必ず入っておこう。左ではミスリルランスを入手できる。
右の方は、セーブモーグリのアトラがいる。ショップも利用可能だ。
また、ここでスティルツキンが登場。ハイポーション、エーテル、金の針の3点セットを333ギルで売ってくれる。
エーテルを転売するだけで利益が出るほどの安さだ。買うべし。
彼とは今後もあちこちで出くわし、旅費の足しにとアイテムの詰め合わせを売っている。同じセットは1度だけ購入可。
買わない理由が見つからないほど毎回お買い得なので、必ず買っておこう。


王宮には、アレクサンドリアのブラネ女王がいる。この侵攻に、自ら出陣してきたというところか。
その横には騎士団長ベアトリクスもいる。リンドブルムやブルメシアでも有名なほどの実力者だ。

そしてもう1人・・・大仰なポーズを多用する青年が1人。名はクジャ。
ブラネに黒魔導士生産の技術を提供したのは、彼のようだ。
おかげで、この通りブルメシアは制圧。だが王を取り逃した。
クジャの読みでは、王をはじめとした生き残りはクレイラに逃げ込んだという。
ブルメシアと同じく、ネズミ族が住む町だ。砂嵐の結界で簡単には入れそうにない。

ここでは、ベアトリクスと一戦交える。非常に強い上に、HPを0にしても倒せない。
HPが0になるか10回ほど行動すると、次の行動でストックブレイクを使いバトル終了になる。
それまで全滅せずにしのげばいいわけだが、全力で戦わないとそれすら難しい。
特にショックが非常に強烈。事実上の一撃必殺と言えるほどの威力だ。

こちらからの攻撃の面では問題ない。ためる1回からビビのブリザラで、1000前後与えられる。
これを3発ほど撃ち、あとはフライヤのジャンプで削る。ジタンは盗み、クイナは回復に回ろう。
しかし、前述の通り決して勝てない。



ブラネ達は、このままクレイラ侵攻に向けてこの場を去っていく。
今の一行に、追いかける力は無い――。

5:41
ジタン:Lv10 ビビ:Lv10 フライヤ:Lv10 クイナ:Lv9



Jul.29

DISC2は、ダガー組に切り替わって始まる。
スタイナーとともに旅を続けるダガーは、列車で山頂駅にたどり着いた。
ここまで来ればアレクサンドリアの国内だ。城はまだ見えないが。

城に帰る手段を求め、ひとまずの行き先はトレノ。
乗り換えの待ち時間で情報収集していると、シナ&マーカスと再会する。
スタイナーはダガーが彼らと話すこと自体に不服なようだが・・・。

魔の森を脱出した彼らは、森の石化に巻き込まれたブランクを助ける方法を探し当てた。
どんな石化も解除できるという、白金の針。これがあれば?
トレノにあるというので、マーカスが入手へ向かう。シナは報告のためリンドブルム行きに乗る。
行き先が同じなら、一緒に行こうか。

アレクサンドリア方面の列車に乗ったが、移動中に黒のワルツ3号が出現。
ボロボロでも任務だけは忘れられず、こうして再戦を挑みに来た。
もう何を言っても通じそうにない、倒すのみ。
相変わらず魔法が強力で、ブレイズも使ってくる。これで凍らされたら、殴られるだけで一撃KOだ。
スタイナーがトランスしたおかげで、短期決戦で終わった。

同行しているマーカスも戦ってくれる。武器はスタイナーと同じく剣を扱う。
ジタンと同じく盗みも可能だ。この2つがメインとなるだろう。トランスはできない。

アレクサンドリア方面の駅に到着、ここで列車を降りる。
目的地はトレノだが、ダリに寄り道も可能だ。特に必須ではないが。


貴族の街、トレノ。カードスタジアムにオークションなど、サブイベントが満載だ。
クィーン・ステラはステラツィオを集めており、持っていくとギルやアイテムをくれる。
また、ショップも一通り揃っている。ここでは合成屋でカチューシャを作っておきたい。アビリティアップが入っている。

ここでのATEは、名前が全て二字熟語で統一されている。
最初に発生する「名物」では、ダガーがスリにあう。
500ギル盗まれるが、後で犯人を見つけるとその金で買ったパワーベルトをくれる。結果的に得と言えるだろう。
むしろ500ギルで買える物だとは思えないが・・・その辺は気にしたら負けか。
また、「存在」は半強制ATE。見ないままオークション会場に行くと強制的に発生する。
この館にクジャがいる。実はトレノに住んでいるのだ。オークショニアと何か大っぴらにできない関係が・・・?
ダガーは「見たことある人」くらいの面識しか無いが、クジャの方はそうでもない。
クジャ:まさかこんな所でキミに会えるとは・・・さすがに今日ばかりはこの僕も、運命ってものを信じようって気になったよ


マーカスの目的である白金の針は、合成屋にあると判明。
宿でバクーと合流したら忍び込む。
・・・が、人と出くわす。彼はトット、アレクサンドリアでダガーの家庭教師をしていた学者だ。
1年ほど前に解任させられ、以後この街に移り研究を続けている。
白金の針をもらった。ここでのマーカスの目的は達成。

さらに、アレクサンドリアに行く方法も案内してくれる。
飛空艇が普及する前に使われていた、トロッコモンスターのガルガント。これに乗って行く。
魔の森へ向かうマーカスも引き続き同行。トレノよりアレクサンドリアから行く方が近いので。
乗り場周辺はモンスターが出る。数回だけバトルした。

行く前に、トットからスタイナーへの助言。
主君を守るために、騎士として何をするべきか。度を越えた判断はしないというのは、何もしないのと同じこと。
さらに言えば、人のために生きることは真に自分のためなのか。
ある意味、スタイナーの旅はここから始まったのかもしれない。

移動中、ガルガントの天敵が現れる。ラルヴァラーヴァだ。
スタイナーの攻撃で削りつつ、ミスリルフォークを盗みにかかろう。

ガルガントは、アレクサンドリア城の地下に到着する。
しかしそこにゾーン&ソーンのトラップが・・・。


ジタン組に切り替わる。
このままブラネ達を追って、クレイラへ向かおう。

砂漠の真っただ中に途方も無く大きな樹が1本。これがクレイラである。頂上が町だ。
砂嵐が弱まったタイミングを狙い、突入。
幹の部分はモンスターがたくさんいるダンジョン。仕掛けもあり、来た道をふさがないと進めない。

ここでクイナがいるかいないかの差が大きい。
キャリオンワームからリレイズを、ズーからホワイトウィンドを習得できる。
早くもクイナの回復魔法・三種の神器が2つ揃う。
もう1つは天使のおやつで、リンドブルム東のアイロネートなどから覚えられる。

要注意の敵といえば、サンドゴーレム。
外側は倒しても一定時間で復活する。コアを倒さないと勝利にならない。
その一方、外側を倒さずにコアを攻撃するとカウンターされる。
おすすめは、1回ためてからのブリザラ。残り100くらいまでは削れる。
防具にもよるが、後衛のビビならカウンターされても大したダメージは受けない。押し切ってもいいだろう。


今までより長いダンジョンを抜け、やっとクレイラの町にたどり着く。
ブルメシアから、王をはじめ一部の生き残りがここに逃げてきている。
フライヤは早速謁見に行く。他の3人はそれぞれ町を散策する。

一巡りして買い物を済ませて大聖堂行って、宿で休もうとすると
子供がアントリオンに襲われているとの情報が!
捕まっているのは、以前ビビとともにアレクサンドリア城に潜入したパック。ブルメシアの王子だという。

アントリオンはかなりの強敵。
通常攻撃にはカウンターを行い、自発的にはファイラやメイワク粘液で攻撃してくる。
迷惑はFF9独自の状態異常で、「迷惑状態で単体物理攻撃を受けた時、ダメージの半分が他の仲間に飛び火する」効果。
文字通り迷惑なのですぐ迷惑チンで回復しよう。

最も恐ろしいのはサンドストーム。全体攻撃で「残りHPを1桁にする&暗闇」の効果だ。
すぐ回復しないと本当に全滅の危険がある。迷惑を放置していようものなら、次の一手で終わりかねない。
レーゼの風(味方全体にリジェネ)や、ホワイトウィンドによる全体回復で対応しよう。
あと、ゴールドヘルムを盗むのも忘れずに。


敵襲に備え、砂嵐を強める儀式を行う・・・のだが、なぜか砂嵐が消える。
クジャならそれほどの魔法が使えるのかもしれない。
様子見に幹へ降りる一行。宿にはスティルツキンがいるので買い物を忘れずに。

やはりアレクサンドリア兵の襲来だ。今度は正規兵と黒魔導士兵の混合部隊。
ベアトリクスの部下である女兵は、剣での攻撃の他にブリザラを使う。また、残りHPが10%以下まで減ると逃げる。
ビビのラ系魔法の単体攻撃か、マンイーターをつけたフライヤのジャンプなら一撃で倒せるだろう。

幹を降りる途中に3回、引き返した直後に1回の強制バトル。
さらに町の中心部へ向かおうとすると2回追加。
その後は、民間人に逃げる方向を指示しながら移動する。
選択肢をミスると犠牲者が出るので、くれぐれも慎重に。人々は危険な方向から逃げてきている、これがヒントだ。

ブルメシア最強の竜騎士・フラットレイの登場もあり一時落ち着くが
やはりベアトリクスは簡単には止められない。
目当ての宝珠を奪い、撤収しようとしたところにリベンジを挑む!

今回は運よく通常攻撃主体だったので、回復は割と楽に追いついた。
盗みの方も雷神の小手は確保したが、アイスブランドまで狙うとなると運が必要だろう。
まあ後で宝箱から手に入るので盗む必要もあまり無いけど。

しかし、今回もベアトリクスには勝てない。前回同様ストックブレイクを決められる。
あちらさんの撤収に乗じて、ジタン達もクレイラを出る。
・・・が、クイナは高いところが苦手と言って歩きで脱出。パーティを離脱する。

直後、ブラネ本人がレッドローズに乗り登場。
なんとオーディンを召喚する!
手にしたグングニルで敵を一刀両断・・・どころではない。一撃でクレイラを跡形も無く消滅させた。
あとには樹の根元が残るだけである。

この召喚獣、実はダガーから抽出したものである。
ブラネが彼女を連れ戻した理由の1つがこれ。あとの半分は、持ち出した宝珠を回収すること。
しかも、その2つが済んだらブラネはダガーを処刑すると言い出すではないか。
もう明らかに正気じゃなくなっている(ダガーによれば1年ほど前かららしい)。

黒魔導士兵に混ざり乗り込んだレッドローズで、一行はこれを知ることとなる。
こうしてはいられない、再びテレポットでアレクサンドリアに急行する!

一方、ベアトリクスも女王の言動に疑問を持ち始めていた――。

8:14
ジタン:Lv13 ビビ:Lv13 フライヤ:Lv15
(ダガー:Lv6 スタイナー:Lv7 クイナ:Lv13 マーカス:Lv6)



Aug.01

再びアレクサンドリア城。スタイナーとマーカスは、ここで牢屋に入れられていた。あの女王の命令ならそうなるか。
宙吊りの牢をブランコのように揺さぶり、自力で脱出する。

地下を出ると、マーカスは当初の目的通り魔の森へ向かう。
彼は再加入しないので、装備品の持ち逃げに注意したい。幸い、安全に外すタイミングはある。

入れ替わりで、レッドローズからワープしてきたジタン達が登場。
リンドブルムから続いてきたパーティ分割がここで終わる。
ブラネが帰ってきたら、ダガーが処刑されるという情報を持って。

FF9では唯一の時間制限ミッション。30分以内に、城のどこかにいるダガーを救出する。
時間切れは、即ゲームオーバーだ。
もちろん女兵が行く手をはばむ。特別にシンボルエンカウントだ。
クレイラで戦った女兵の方が少しだけ強い。
攻撃力の高い今のメンバーなら、苦戦することは無いだろう。
スタイナーもブラッドソード+マンイーターなら一撃KOを狙える。

また、プルート隊や学者はバトルを仕掛けてこない。話しかけても大丈夫だ。
ヒントをくれる人もいる。

さすがにこれだけ周回を重ねていれば、行くべき場所は覚えている。
女王の間の隠し通路から地下に降り、礼拝堂を目指す。
余計なバトルや回り道を避ければ5分だ。

しかし、直前でゾーン&ソーンが現れバトルを仕掛けてくる。
片方が魔力を供給し、受け取った側がプチメテオorプチフレアを使用。他の行動は無い。
使われる前に1発殴れば魔法は不発に終わるので、誰か待機させておけば止めるのはたやすい。
ノーダメージで勝てるだろう。
どちらかのHPを0にすればバトル終了。
ここで仕留めておきたかったが・・・。

すぐ目の前にダガーがいる。残り時間は20分。
まだクジャの催眠術が効いたままだ。ここは1度戻ろう。
途中はバトルが発生しない。この間に、フライヤの装備を確認する。
ここを逃すと、DISC2の間はもう装備を変更する機会が無い。

女王の間でダガーを休ませていると、逃げていたゾーン&ソーンが戻ってきた。
ベアトリクスを呼びに行っていたのだ。
ここで3度目のバトル。基本的には今までと同様だ。
アイスブランドはまだしも、サバイバルベストを盗むのは運がよくないと厳しいか。

今回は決め技がクライムハザードになる。結局勝てない。
聞いたところだと、10年ほど前にスタイナーとベアトリクスは御前試合をしたことがあるらしい。
勝利したのはスタイナーだという。
当時のベアトリクスは今ほどには強くなかっただろうけど、まぐれでも勝てるものなのか?

ジタン達の後ろにいるダガーを見て、ベアトリクスは確信する。
本当にブラネが正気じゃなくなっていることを。
そして、それは目の前に現れた本人を見て確定となる。


この場をベアトリクスとフライヤに任せ、残りのメンバーは地下を通り脱出する。
途中で強制バトルもあり。ダガーは戦えるが、まだLv6。無理はさせられない。
脱出の途中、スタイナーが引き返していく。ここで追撃を止める側に回るべきと判断して。
これが、今の彼なりの答えということだろう。

さらに、魔の森に行っていたマーカスも助けに来てくれる。もちろんブランクを連れて。
このまま城を出よう。生きるために。
ガルガントに乗り、ひとまずトレノへ向かう。

しかしまだボス戦が残っていた。またガルガントの天敵だ。今度はラルヴァイマーゴという。
超音波でミニマム状態にしてくる。防ぎようがない。
この状態だと物理攻撃がほとんど無意味な威力になる。魔法は半減で済むが・・・。
かなり手間取ってオークスタッフを盗んだ後、ためる5回からのブリザラ連打に加え
トランスしたジタンのスクープアウトで決めた。

それでもラルヴァイマーゴを仕留め切れてはおらず、追いかけられるハメに。
トレノを素通りし、出口まで直行する。

9:16
ジタン:Lv14 ビビ:Lv14 ダガー:Lv9



Aug.02

全速力でダッシュしたガルガントは、ピナックルロックスまで来ていた。
ここからなら、むしろリンドブルムの方が近い。

一行の目の前に、召喚獣ラムウが登場。
ダガーに、召喚士の試練を与えてくる。受けるかどうかは任意だ。

今のメンバーは、ジタン、ビビ、ダガーの3人。
DISC2の終了直前まで、この3人は固定だ。じっくり育てよう。
ジタンは盗みを行いたいので、必然的にビビが攻撃の主力となる。
この区間はエーテルをいくつか使っても仕方ない。温存しておいて25個ほどあるので、使うとするか。

初期習得していたダガーの召喚魔法は全て消えているが、この試練でペリドットをもらえば改めて習得できる。
他の召喚も、魔法と同じく装備から覚えることが可能だ。
また、召喚の消費MP4倍も解除される。

一方アレクサンドリア城では、マーカスとブランクがスタイナー達を連れて脱出。
城下町にできたばかりの、ルビィの小劇場でしばらくお世話になる。
今の彼らにとっては、城下町を出歩くだけで危険だ。指名手配されてもおかしくない。
スタイナーもフライヤも、次にパーティに加わるのはDISC3に入ってから。大幅にLv差をつけられることとなる。
特にフライヤは(寄り道しなければ)仲間が8人揃うまでもう戦う機会が無い。
今はLvトップだが、最下位まで落ちる可能性もあるほどだ。
この2人だけ序盤からレベルアップを習得できるのは、その救済だろう。


さて、ジタン達はピナックルロックスを探索する。
ここに5人いるラムウの分身から、物語の断片を1つずつ聞く。それをつなげて1つの物語にするのが試練の内容だ。
物語の元ネタは、FF2のイベントが用いられているらしい(BlackはFF2未プレイなので詳細は不明)。

5つの断片のうち、使うのは4つだけだ。
最初の3つは、「発端」「協力」「沈黙」の順で確定。読めばわかるだろう。
最後に「人間」と「英雄」が残り、いずれかを選ぶこととなる。
しかし、実は他が正しければ最後はどちらでも正解。

ここにいるセーブモーグリのモンティには、手紙がいくつか届く。
試練を終えた後にも1枚ある。ピナックルロックスの内部は今しか探索できないので、知らないとまず見逃すだろう。
スティルツキンから、ボロボロの手紙が届いたという。

   「俺は・・・もう・・・だめかもしれない・・・」

おそらく、クレイラ壊滅の直後に書いたのだろう。
安全な場所まで逃げる時間は無かったか・・・。


なんて言っていたら、ブラネの暴挙は続く。
一行の目の前で、リンドブルムが襲撃される!
テレポットで黒魔導士を直接送り込んでいるようだ。
クレイラと同じなら、次に出てくるのは召喚獣。今回はアトモスの登場だ。
あろうことか、人も物も全てを吸いこんでいくではないか。
異次元に飛ばされるのだろう。恐ろしい。

シド大公はすぐさま降伏を決断。
ブラネが召喚獣の力を得ようとしていることは知っていたが、その威力までは想定外だったと語る。
少なくともFF8までは、イベントで召喚獣がこんな大暴れすることってあっただろうか・・・?

ブラネの裏に、クジャという黒幕がいることがここで一行の知るところとなる。
彼の根城があるというのは外側の大陸。この霧の大陸から北だ。
確かな情報ではないが、ここから近くの沼にある採掘場が外側の大陸に通じているらしい。
飛空艇も船も使えない以上、方法があるとすればこれだけだ。

出発前に、リンドブルムで準備を行える。といってもあちこち通行止めではあるが。
特に工場区はアトモスに狙われたため完全に壊滅、ゲーム終了まで訪れられなくなる。
商業区のショップは利用可能だ。といっても武器防具屋には目新しい売り物は少ない。アダマンベストくらいか。
合成は見逃せない。エクスプローダ、シルクのローブ、バレッタを作ることができる。


出発は地竜の門から。採掘場があるという沼は、ク族の沼である。
クレイラから徒歩で脱出したクイナは、そのまま1人で帰ってきていた。
今回は仲間にしないと話が進まない。

採掘場――フォッシル・ルーに入る。と・・・



いきなりアーモデュラハンが出現!
強い上に(警戒も無効化して)強制バックアタックとなるので、倒すのが面倒だ。
倒したとしても一時的に壊れるだけで、また復活する。逃げるが勝ちだ。
さらに言えば、レベル5デスにクイナ以外引っかかるという間の悪さ。戦うこと自体が自殺行為だろう。

このトラップを仕掛けたのはラニ。ブラネに雇われた用心棒の1人だ。目当てはダガーの持つペンダント。
続けざまに本人と戦うこととなる。
火力に技の豊富さ、それに素早さを兼ね備えた強敵だ。
特に魔法はファイラ、ブリザラ、サンダラ、エアロラ、ウォータと5属性を取り揃える。
威力も高く、ジタンすら3発しのげないほど。

特徴として、狙いを絞ってくることが挙げられる。
最初の3手は必ずダガーを狙う。その後こちらから攻撃すると、半分程度の確率でカウンターを行い
それから3手の間その相手ばかり攻撃する。終わったらまたダガー狙いに戻る。
もしダガーが倒されたら起こすのも苦労させられる。ラニはかなり素早いので、回復しようとしても先制される。
先に誰かがラニを引き付けておくといい。HPの高いジタンか、後衛かつ防御力もあるビビのどちらかで。

対照的に防御面は大したことはない。グラディウスとさんごの剣を盗んだら、すぐさま攻撃に移ろう。
HPを削り切るのは難しくないだろう。


ここまでやったら、本格的にフォッシル・ルーの探索に入る。
野生のガルガントに乗って移動する洞窟だ。
ガルガントの進行ルートは5つあるが、最初の1つ以外は全て分岐があり
スイッチによって進行方向を変えることができる。
宝箱まで回収しようとすると、複雑な手順を踏まなくてはならない。

最初のガルガントに乗った先をスタート地点として、

南からガルガントに乗って宝箱を開ける
→スタートに戻る
→北に行って1番スイッチを切り替える
→戻ろうとすると分岐から別ルートへ行ける
→2番スイッチを切り替える
→ここまでの手順を逆にたどってスタートに戻る
→南から先に進む
→4番スイッチを押してからガルガントに乗り宝箱回収
→4番を戻して進む
→部屋の右上から採掘人のいる部屋へ(モーグリが隠れている)
→南東から移動してアイテム1つ回収
→2つ戻って3番スイッチを押す
→右下からガルガントに乗る

結構長い道のりになる。強敵がいないのが救いか。

また、前述のスタート地点にはスティルツキンがいる。
クレイラではひどい目にあったが、なんとか旅を再開できた様子。
ここでもアイテムの詰め合わせを売ってくれる。

宝箱からは、妖精のピアスを入手できる。
これで誰でもレベルアップを習得可能になったわけだが・・・ひとつ、封印してみよう。
レベルを上げにくくして、難易度を上げてみる。
スタイナーとフライヤに関しては、仲間が揃うまでレベルアップを利用してもよいことにする。
前述の通り、長期離脱に対する救済措置として。

長い洞窟を抜け、ついに外側の大陸にたどり着く。

10:44
ジタン:Lv17 ビビ:Lv17 ダガー:Lv14 クイナ:Lv16


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